信じた瞬間
偏見が変わった瞬間
前回のブログは読みましたか?
そう、公園に連れて行かれたんですよ。。。
まだヤンキーを100%
いや、1000%悪い人だと思っていた私は
質問に対してアバウトに答えていました。
すると、まずH先輩が
「オレんち、ババーしか
いねェし、家クソボロいし、
金なんてねーし!」
といった。
そしてT先輩は
「クソじじーの
ギャンブルのせいで
母さん出て行った」
え!?ヤンキーってなんかお金持ちで
好き勝手にお金バラまいて暴れてる
そんなイメージだったのに・・!
私はビックリした。
正直、自分の家庭と比較すると2人のほうが
絶対生活苦しいと思った。
「オレだって
野球して―のに」
「オレだって
ディズニーランド
いきてーよ」
先輩2人はいろいろ愚痴っていた。
先輩の話を聞いているうちに、だんだん
あ、私と似てるかも
と感じた。
そして私は素直に話した。
両親共に公務員で生活に困ることはない。
でも、門限が厳しいせいで自分の周りの
人たちのような遊びができない・・
そのせいで小学校6年生頃に今まで一緒に
行動していた5人グループから仲間外れに
され始めた。
母が病気のため家事をやらないといけない。
でも、ちょっと失敗するだけですごく怒る
身体の調子がいい時と悪い時で
気分の浮き沈みが激しすぎる
学校では嫌なニックネームや奇声、
バイ菌扱いなどいじめられる・・・
もう家にも学校にも居場所がない・・
私は話しているうちに泣きそうになった。
2人のヤンキーの先輩達は
自分のことかのように
じっくりと私の話を
聞いてくれていた。
あれ?こんなにマジメに
聞いてくれるなんて意外・・
こんなブサイクで
暗い陰キャなのに
相手になってくれるなんて・・
この時、私は2人の先輩に対する思いが
変った瞬間であった。